自作キャラの立体キーホルダーを樹脂粘土で作ってみた

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こんにちは、いしやまやまきです。先日suzuriでアクリルキーホルダーを作って購入したのですが、出来上がりを見てまた新たに欲望が生まれてしまいました。

ガチャガチャで出てくるような立体的なキーホルダーが欲しい…

というわけで今回は樹脂粘土を使って自作キャラクター「かがみもちのもっち」の立体樹脂粘土キーホルダーを作ってみようと思います。樹脂粘土を購入すること自体が初めての完全なる素人が試行錯誤する様子をご覧ください(誰得)。

この記事はこんな人におすすめ

  • 詳しいことはわからないけれど樹脂粘土でキーホルダーを作ってみたい人
  • 樹脂粘土でキーホルダーを作りたいけれど高度な技は使いたくない人
  • 自分用のキーホルダーを作りたい人
  • 立体キーホルダーを安価で作製したい人

用意したもの

うまくいかなかったときに絶望したくないので、極力安く済むように材料や道具をそろえました。用意したものと、実際に使ったものを紹介していきます。用意したものは以下の通りです。太字が実際に使用したものになります。

  • アクリル絵の具(キャン★ドゥ)
  • 樹脂粘土5パック(キャン★ドゥ)
  • 瞬間接着剤(キャン★ドゥ)
  • 9ピン等のセット(キャン★ドゥ)
  • キーホルダーパーツ(キャン★ドゥ)
  • 下敷き(キャン★ドゥ)※粘土板の代わり
  • つまようじ(自宅にあったものを使用)
  • 油性ペン(自宅にあったものを使用)
  • ニッパー(自宅にあったものを使用)
  • クッキングシート(自宅にあったものを使用)
  • フックカン付きストラップ(手芸屋さん)

見ていただいたらわかりますが、ほぼキャン★ドゥです。

樹脂粘土はどれだけ使用するか見当がつかなかったので、5個購入していますが、1個作るのに1パックしか使いませんでした。また、購入したものの使用しなかったものもありますので、それを考慮して計算すると、キャン★ドゥ購入品(約550円)+手芸屋さんでの購入品(約400円)=950円ほどで樹脂粘土キーホルダーを作ることができました。その他家にあったものを使用したものを購入したとしても2000円以内には収まるのではないでしょうか?

ちなみにキャン★ドゥで購入したキーホルダーパーツを使用しなかった理由は、ラジオペンチがないと非常に取り付けにくかったからです。対するフックカン付きストラップは、9ピンにとりつけやすいので手芸初心者には非常におすすめです。今回は手芸屋さんで購入しましたが、アマゾンで大量購入することもできますし、大きな店舗のキャン★ドゥに行ったら手芸コーナーに普通に置いてあったので、手芸屋さんで購入するよりは安く手に入るかと思います。

ニッパーは、一応実際に使ったものの中に入れていますが、はさみで代用することもできます。ニッパは9ピンを切るために用意しましたが、何回もはさみの刃で挟んで弱らせて(?)から何回か折り曲げるだけでもポキッと折れます。ただ、はさみの刃が傷つくのであるのであればニッパーを使ったほうがいいと思います。

早速作ってみよう

完全な自己流になりますが、なんとか形にできるように頑張ってみました…!

よかったら参考にしてみてください。

適当に完成図を描く

これが私のイメージ図です。かなり雑に描いていますし、結論から言うとこの中のどのポーズにもなっていません(おい)。ですが樹脂粘土は乾くのが異様に早いので、極力出来上がりのイメージが詳細に出来上がってから作業に移ることをお勧めします。

作業場を整える

先ほども申し上げた通り、樹脂粘土はものすごく乾くのが早いのでモタモタしているとすぐに固まってしまいます。そのため作業場は整理整頓して、必要な道具を完全にそろえてから始めましょう。いろいろ悩んだりしてモタモタしてしまいそう…と心配な方は小さい器に水を少し入れておいて作業場に置いておくと、粘土が乾いてきたときに少し湿らせて復活させることができます。また、使うまでに時間がかかる粘土にはラップをかけるなどの対策をしておくと多少は乾きに対抗できますのでよかったら試してみてください。

樹脂粘土をパーツ分けする

早速樹脂粘土のパックを開封してみました。絶妙にねっちょりしているので、はさみで開けました。匂いはそれほどきつくはなく、ボンドのようなにおいがします。パックにへばりついている粘土はすでに乾いてきていたので急いで作業に取り掛かります。

まずはキャラクターに必要なパーツ別に粘土を分けました。今回作るオリジナルキャラクター「かがみもちのもっち」はものすごくシンプルなキャラクターなので、「頭」「体」「手足」「みかん(実)」「みかん(葉)」5つの塊に分けています。粘土は小さく分ければ分けるほどすぐに乾いてしますので、使用する分よりも多めに粘土を分けておくといいと思います。分けたら粘土をよくこねましょう。

色付けをする

先ほど分けた粘土のうち、色付けが必要なものの色を付けていきましょう。今回は「みかん(実)」「みかん(葉)」の2つに色を付けていきます。オレンジ色と緑色です。使用するものはアクリル絵の具のみですが、今回は6色セットのアクリル絵の具しか購入していないので、色を混ぜて求めている色を作っていきたいと思います。

これが…

上の写真はみかんの実の色を赤色と黄色のアクリル絵の具を混ぜて作っている最中のものです。実際に粘土に色を混ぜていくときにはこの写真よりも少しずつ混ぜていきましょう。一気に混ぜて粘土の色が求めている色よりも濃くなってしまうとなかなか薄い色に戻すことはできませんし、絵具を混ぜすぎると乾いたときに粘土がひび割れしやすくなってしまいます。また、乾くと思ったよりも濃い色になるので、若干薄いかな…?くらいで色を足すことをやめることをお勧めします。

こう

みかんの実の色はこのような感じに仕上がりました。乾いたらどれくらい濃くなるのか、後に完成した写真も載せるので、ぜひ比較してみてください。

最初は思った通りの色が出にくいかもしれませんが、何回か試していくと慣れますよ。

パーツを成形してくっつける

パーツごとに分けて色付けも終わった粘土をパーツの形に成形してくっつけていきましょう。

実はこの写真、胴体と手足は接着剤を使用せずにくっつけています。最初は瞬間接着剤を付けてからくっつけようとしていたのですが、乾き始める前に仮で手足を付けてみたら取れなくなりました。乾く前でしたら接着剤なしでもくっつくようです。強度が気になる方は接着剤を使ってくっつけてください。すぐに取れてしまいそうなみかんやみかんの葉は瞬間接着剤でくっつけています。

実際に作業をしてみて、思ったよりも時間との勝負(どんどん粘土が乾くので)だなぁと感じました。全てパーツを乾かしてから瞬間接着剤でつけたほうが焦らなくて済むのかもしれません。

9ピンを刺す

購入した9ピンはそのままだと長すぎるので、ニッパーを使って切断します。写真くらいの長さで使用しました。前述しましたが、ニッパーの代用としてはさみを使うこともできます。

9ピンを短くカットしたら、キーホルダーにしたときに邪魔にならない部分に9ピンを刺していきましょう。キーホルダーにすると、この9ピンの部分に重さがかかるので、一度9ピンを刺して穴を作ってから引っこ抜き、9ピン自体に瞬間接着剤を付けてから先ほど開けた穴にもう一度刺しましょう。こうすることで少し強度が上がります。この時、周りの粘土よりも瞬間接着剤のほうが早く乾いてしまうので、粘土が乾く前に少しでもいじるとピンの周りに粘土がくっついてスポンと抜けてしまうのでいじらないように注意してください。

乾燥させる

形が出来上がったら乾かしていきます。数日乾かしたほうが仕上げの作業の時に「あ!乾いていなかった!(グシャァ)」という目に合わないで済みますが、なんやかんや数時間で表面は乾いていくので仕上げの作業も乾かし始めてから数時間後にできます。心配な方はきちんと乾かしてから次の作業に移ってください。底が乾きにくいので大体乾いたらひっくり返して底も乾かしてあげましょう。

仕上げに顔を描く

乾いたら仕上げに顔を描いていきましょう。樹脂粘土で目や口を作る方法もありますが、私が不器用すぎてうまくできなかったので今回は粘土が乾いてから「油性ペンで書く」「アクリル絵の具で描く」を実践してみたいと思います。

油性ペンで顔を描いてみた

こちらが油性ペンで書いたものです。若干チープな感じになりましたが、ペンなので描きやすいです(とはいえ立体に顔を描くのは難しいですが…)。ただ、粘土が少しでもひび割れていると、そのひび割れの部分にインクが流れていってしまうので注意が必要です。

オレンジ色が濃くなっているのもおわかりいただけたでしょうか…?

アクリル絵の具×つまようじで顔を描いてみた

そしてこちらが、つまようじを使ってアクリル絵の具で描いたものです。粘土のひび割れなどの影響は受けにくいですが、なんせつまようじで描いたのでガタガタしています。今度は細筆を買ってから挑戦してみようと思います。

個人的にはどちらも難しく感じましたが、ゆっくり描きたいのであればアクリル絵の具のほうが描きやすいです。ペンはどちらかというと勢いで描いてしまったほうがきれいに描けます。油性ペンとアクリル絵の具以外にも方法はあると思うので、いろいろと試してみてください。

あれ、仕上げの際にニスは塗らないの?

今回は質感を損ないたくないのでニスは塗っていませんが、この後に作った失敗作に「つや消しニス」を使ってみたことがあります。感想としては…ムラがすごいのでおすすめしません。つやありニスは使ったことがないので、ムラの感じはわかりませんが、私はものすごくムラになりました(下手なだけかもしれませんが…笑)。とはいえ強度が上がったり、つやありニスを使うと質感もガラリと変わるので、初心者の人でニスを使ってみたい方は、まずどうでもいい作品や粘土の塊に試し塗りをしてみたり、スプレータイプのニスを使ってみるなどしてもいいかもしれません。

キーホルダーパーツを付けて完成!

フックカン付きストラップを付けたら完成です。初めてにしてはなかなかいい感じになりました。

\かわいい/

他の作品たち

このかがみもちのもっちを作ってから樹脂粘土にはまってしまいまして、現在ここまで数が増えてしまいました。将来的には販売していく予定で、形や重さや顔などを調整している最中です。

はじめて樹脂粘土作品を作ってみて、食品サンプルのような細かい作品を作っている人の手先の器用さ、表現力の高さを身をもって感じました。私にはできません…尊敬です。初心者は私のレベルから始めたほうがいいと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

細かい作品を作っている方からすると、私の作品はかなり難易度とクオリティが低いものになっています。最初から高難易度のものを目指すと疲れてしまうので、作ってみたいなぁとぼんやり思ったことがある人がこの記事を見て「あ、こんな感じでいいのか、じゃあ作ってみるか」と思っていただけたら嬉しいです。

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